食品系れとろ看板


名産「真珠漬」伊勢に七度・紀州へ五度 撮影地:岡山市北区(非現存)
小屋全体を利用した広告です。線路沿いにあり車窓を眺める人に強烈な印象を与えます。岡山市の山陽本線庭瀬〜中庄間にあったのですが、看板ごと塗装されてしまいました。
名産「真珠漬」 撮影地:三重県 真珠漬本舗さんのページへ
全国に広く分布する「真珠漬」の看板は、幹線鉄道沿いの琺瑯看板の代表格と言えます。遠くは北海道の函館本線沿いにも残っています。
「真珠漬」 撮影地:三重県
一見同じものの組み合わせに見える組看板ですが、よく見ると字体が違うようです。まさか一枚一枚手書きなのでしょうか?
白浜・勝浦へおいで おみやげは「真珠漬」 製法特許貝柱酒粕漬 撮影地:大阪府
伊勢名物ではありますが、南紀方面も勢力範囲です。この看板は全体が矢印になっており、もちろん指す方向は南紀方面。知らず知らずのうちに温泉への旅に誘われます。
伊勢紀州路へどうぞ おみやげは「真珠漬」 撮影地:三重県
お土産は「真珠漬」 撮影地:三重県
真珠養殖用のアコヤガイから真珠を取り出した後、貝柱を酒粕に漬け込んだものが「真珠漬」です。
名産「真珠漬・さざえしょうゆ漬」 撮影地:三重県
名産「真珠漬」 撮影地:三重県
名産「真珠漬」 撮影地:三重県
お土産は名産「真珠漬」 撮影地:和歌山県
お土産は「真珠漬」 撮影地:三重県
お土産は「真珠漬」 撮影地:和歌山県
名産「茸貝漬」 撮影地:広島県(展示品)
未確認情報ですが「茸貝漬」も、かつて真珠漬本舗さんが作られていた製品のようです。真珠漬同様、幹線鉄道沿いに貼られた看板で広告された模様。

「帆立漬」 撮影地:北海道
北海道ならではの水産加工品ですが、今は全く見かけないです。
「珍貝漬」 撮影地:千葉県 外房線に残る看板。各種珍貝の酒粕漬とありますので「真珠漬」に似た食品だと思われます。
名産漬「伊賀越」製造本家本城・いが上野市 撮影地:三重県 伊賀越さんのページへ
白瓜の種をくり抜き、しそ、しょうが、大根などを詰め、みそに漬けたものです。
佐賀名産「竹八漬」竹八漬本舗謹製 撮影地:福岡県
「竹八漬」とは平らぎの貝柱、海茸、鮑を酒粕に漬け込んだものです。佐賀県佐賀郡川副町の竹八さんの製品。
竹八さんのページへ
「SMC缶詰」 撮影地:岡山県 静岡市(旧・清水市)の清水水産さん(廃業)の製品。「まぐろ清水煮」と「みかん」が描かれています。
「フルヤのキャラメル」(一部欠落) 撮影地:青森県
懐かしい北海道の味です。札幌市の苗穂に工場があった古谷製菓さんのヒット商品です。全国的にも「ウインターキャラメル」のブランドで有名でした。しばらく見られなくなっていたフルヤのキャラメルですが、最近は復刻版が作られているようで、観光みやげ物店などで簡単に手に入るようになりました。
「池田のバター飴」 撮影地:北海道(展示品) 小樽市の池田製菓さんの製品でしたが、平成18(2006)年に廃業されました。
池田「バンビキャラメル」チュコレート 撮影地:北海道(展示品) 「バンビ」ブランドは(株)北海道村が継承していましたが、同社も平成25(2013)年に倒産してしまいました。
高級豆菓子「いなだ豆」 撮影地:福岡県
福岡県大牟田市の豆菓子屋さん「いなだ豆」さんの看板です。
いなだ豆さんのページへ
風月クッキー「平和台饅頭」 撮影地:福岡県 プロ野球で使われていた「平和台球場」から取った名前です。福岡市の風月フーズさんの製品。
風月クッキー「平和台煎餅」 撮影地:福岡県 饅頭・煎餅とも現在は発売されていないようです。 風月フーズさんのページへ
佐賀名菓「葉隠煎餅」 撮影地:佐賀県
「九十九島せんぺい」 撮影地:佐賀県 佐世保名物で「くじゅうくしま」と読みます。 九十九島グループさんのページへ
銘菓「美人豆」 撮影地:和歌山県 佐賀県武雄の名物で、砂糖をまぶして固めた豆菓子。看板は九州と和歌山に分布。
肥前銘菓「美人豆」 撮影地:佐賀県 いくつかのバージョンがある「美人豆」。これは「肥前銘菓」と書かれています。
長崎県銘菓「森長おこし」 撮影地:長崎県 カステラと並ぶ諫早の銘菓です。 菓秀苑 森長さんのページへ
「つくしあられ」 撮影地:大分県
別府みやげ「ざぼん志る古」 撮影地:大分県
世界の味「ノーベル賞飴」販売店 提供:玉井雄二郎さん 撮影地:大阪府 ノーベル製菓さんのページへ
「名糖アイスクリーム」 撮影地:福井県 協同乳業さんのページへ
「明治キャラメル」 撮影地:秋田県(展示品)
「明治バターキャラメル」 撮影地:愛知県(展示品) 明治さんのページへ
「明治クリームキャラメル」 撮影地:愛知県(展示品)
「チョコレートは明治」 撮影地:大分県(展示品)
「明治ビスケット」 撮影地:大分県(展示品)
「森永アイスクリーム」 撮影地:秋田県 森永乳業さんのページへ
「森永アイスクリーム」 撮影地:北海道
森永乳業さんの前身は大正6(1917)年設立の日本練乳でした。森永製菓さんと合併分離を経て昭和24(1949)年、森永乳業となりました。「森永アイスクリーム」の発売は昭和22(1947)年のことです。

「森永製菓株式會社専属特約店」 撮影地:静岡県(展示品)
「森永ミルクキャラメル」 撮影地:千葉県 森永製菓さんのページへ
「森永ミルクチョコレート」 撮影地:兵庫県(展示品)
森永製菓さんは明治32(1899)年「森永西洋菓子製造所」として創業。 箱入りキャラメルは大正3(1914)年、ミルクチョコレートは大正7(1918)年発売。

「雪印アイスクリーム」販売店 撮影地:北海道(展示品)
「雪印アイスクリーム」SNOW BRAND 撮影地:札幌市東区(非現存) 雪印メグミルクさんのページへ
雪印乳業さんは大変歴史のある企業でしたが、食中毒事件の影響で部門毎に分割されてしまいました。アイスクリーム部門は平成14(2002)年設立のロッテスノーに引き継がれましたが、その後平成23(2011)年までに順次「雪印」ブランドの使用を終了。現在は少数ですが雪印メグミルクのアイス商品もあるようです。
南國特産「ボンタンアメ」 撮影地:大分県(展示品) 明治36(1903)年創業の鹿児島菓子(現・セイカ食品)さんが大正13(1924)年に発売したロングセラーです。
「ボンタンアメ」 撮影地:鹿児島県 近年、同社の製品では「南国白くま」アイスが有名になっています。 セイカ食品さんのページへ
名物「兵六餅」 撮影地:宮崎県 鹿児島菓子が鹿児島製菓と改称し、昭和6(1931)年に発売した創作菓子です。

日本一の栄養菓子「グリコ」一粒三百メートル 撮影地:青森県(展示品)

「金時あん」 撮影地:鳥取県 山清さんのページへ
香川県綾歌郡綾川町の(株)山清さんの乾燥あんのブランドです。「鬼からし」も同社の銘柄。
名物「赤たてもなか」 撮影地:奈良県
奈良県宇陀市榛原の杉屋さんが販売している最中です。
大分県特産「豊後ゑび」大分県土産品連盟推薦 撮影地:大分県
えびを使ったお菓子なのか、えびそのものの看板なのか、調べてもはっきりしません。
銘菓「胡鬼の豆」 撮影地:熊本県
関係者の方から情報を頂きました。「胡鬼の豆」とは熊本県荒尾市にあった豆菓子・珍味を取り扱っていた会社です。既に廃業されています。
「リリーチウインガム」(横型) 撮影地:岐阜県
(横型細めVer.) 撮影地:北海道
「リリーチウインガム」(縦型) 撮影地:愛知県 リリー製菓さんは昭和38(1963)年に倒産した模様。

「キングトリスガム」(赤バージョン)(青バージョン) 撮影地:北海道(展示品)
「キングトリスガム」(横型) 撮影地:北海道(展示品)
キングトリスさんは関東のチューインガムメーカーだったようです。「はちみつガム」「ミドリガム」「ピンクムードガム」などを発売していました。

「アサヒキヤンデー」 撮影地:青森県(展示品)

「サカクッキー」 撮影地:北海道
「坂のビスケット」 撮影地:北海道 札幌市西区の坂栄養食品さんの製品

「美河屋のパン」 撮影地:北海道上川郡美瑛町(非現存) 旭川方面で販売されていたパンと推測されます。

「イズヤのパン」 撮影地:北海道 (別バージョン) 撮影地:北海道
イズヤパンさん(北海道帯広市)は平成5(1993)年に倒産。以後山崎製パンさんの傘下に入っています。

「カメヤのパン」 撮影地:北海道(展示品) 札幌の琴似に工場があった亀屋製パンさんです。昭和38(1963)年、日糧製パンさんと合併しました。

「日糧のパン」 撮影地:北海道(展示品) ・(別バージョン)一番おいしい「日糧のパン」 撮影地:北海道三笠市(非現存) 日糧製パンさんのページへ
北海道では大きなシェアを持つ日糧製パンさんの看板です。「チーズ蒸しパン」のヒットで全国区となりましたが、やはり業績は厳しく本州方面からは撤退しました。

「峰屋のパン」 撮影地:北海道(展示品) 旭川の峰屋製パンさんの看板です。昭和48(1973)年に日糧製パンさんと合併しました。

「オタルパン」 撮影地:北海道 昭和4(1929)年創業、小樽製パンさんのブランドです。 小樽製パンさんのページへ

「サッポロパン」 撮影地:北海道 同じく小樽製パンさんの札幌でのブランド。

「たけやのパン」 撮影地:秋田県(展示品) 秋田市のたけや製パンさんの看板。

いつもさわやか「イソップのパン」 撮影地:山形県(展示品) 天草の菓子メーカーさんです。 イソップ製菓さんのページへ

高級「大月堂パン」 撮影地:青森県(展示品)

おいしさ・・・いっぱい「香月のパン」 撮影地:青森県(展示品)
大分県宇佐市四日市で今も盛業中の香月商会(フレンドショップカツキ)さんの看板と推定されます。

「パン」小麦粉は日本製粉 撮影地:岡山県 楽しい姿看板です。こんな看板が下がった老舗パン屋さんが街にあると、パンが好きになりそうです。
優良小麦粉「ニップン」日本製粉販売店 撮影地:奈良県 ニップンさんのページへ

お米とかわらぬ「日の出米」 撮影地:青森県(展示品) 阿部精麦さんのページへ
日の出に「英」のマークは新潟県加茂市の阿部精麦さんの商標です。「お米とかわらぬ」というフレーズと、同社の主力事業から考えると、大麦を使ったお米の代用商品だったのではないかと推測されます。

健康づくりに強化精麦「ビタバァレー」 撮影地:青森県(展示品)
「ビタバァレー」とは大麦加工食品の押し麦にビタミンを添加したもののようです。特定メーカーの商標ではなく、今もいろいろな会社から発売されています。

「ノザキのコンビーフ」 撮影地:神奈川県 川商フーズさんのページへ
野崎産業さんが、昭和40年代前半に山手線など首都圏各駅に設置した看板です。平成11(1999)年、川鉄商事さんと合併。平成16(2004)年には川崎製鉄とNKKの経営統合により再編、JFEグループの川商フーズさんのブランドとなりました。

美味・経済・重宝「三保の漬」 撮影地:和歌山県 ・(別バージョン)壜詰・罐詰・樽詰 撮影地:北海道(展示品)

海苔の佃煮「磯志まん」(赤バージョン) 撮影地:岐阜県 ・(白バージョン) 撮影地:鳥取県 磯じまんさんのページへ 大正15(1926)年発売。

「カゴメしいたけのり」 撮影地:岐阜県 カゴメさんのページへ
いつ頃まであった商品なのでしょうか?桃屋ならともかく、カゴメのしいたけのりとは目にしたことがありません。

三日町「冨士こうじ」 撮影地:山梨県
元禄元(1688)年創業、山梨県甲府市でこうじ製造の専門店として営業している冨士井屋糀店さんの看板。尚、この看板における「こ」の文字は、漢字の「古」から派生した変体仮名(ひらがなの一種)で書かれています。現代では「しるこ」「だんご」を看板やポスター、品書きに表記する際に使われるケースが多いです。


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